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油症ダイオキシン研究診療センター

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油症支援室

油症ダイオキシン研究診療センター(以下センター)は、昭和43年に発生したカネミ食用油による食中毒事件(以下油症)の治療法開発の推進と発症機序の解明に向けた研究を推進する研究診療拠点として2008年に設置されました。

得意分野

油症はカネミ油に混入していたPCB類やダイオキシン類による複合中毒です。犠牲者の方々は発生当初はもとより40年以上が経過した現在でもいろいろな症状に苦しんでおられます。PCB類やダイオキシン類の人体影響については未解明の部分が多く、地球環境の視点から考えてもきわめて重要な課題であります。油症の「病態および発症機構」を解明することによってダイオキシン類が人体にどのような影響を及ぼすのかを明らかにすることは、人類全体にとっても有益であると考えます。このような社会的・学術的な要請を満たすべく、九州大学病院油症ダイオキシン研究診療センターは診療、研究、患者支援を行っています。

診療体制

センター長は古江増隆(皮膚科教授兼任)とし、副センター長(准教授) 1名、助教 4名(大学内 2名、長崎県担当 2名)、看護師 1名、メディカルソーシャルワーカー 1名、テクニカルスタッフ 1名、事務補佐員 1名を配置します。全国油症治療研究班や各診療科と連携して疫学調査、臨床試験、検診、診療、油症相談員や患者会支援の業務を実施します。また長崎大学病院、各地域のかかりつけ医や患者会との連携を密にしています。さらに、油症診療ネットワークとして、油症外来(皮膚科)を窓口に各診療科(眼科、呼吸器科、産科婦人科、耳鼻咽喉・頭頸部外科、神経内科、心療内科、整形外科、内科、歯科、循環器内科)を紹介しています。

診療方針

油症の解明や治療法の開発を求める油症患者のニーズに合わせ、迅速かつ的確な診療を行えるよう関連各診療科と密に連携をとり、患者さん中心の診療に取り組んでいます。当センターが中心となって、ダイオキシン類の人体影響を明確にするために不可欠な疫学調査を押し進め、ダイオキシン類の排泄促進や症状を軽減させる治療法の開発のための臨床試験を促進させていきたいと考えています。そして、長期的課題である油症の解明及び新しい治療法開発につながるような基礎的研究も発展させていきたいと考えています。また、当センターが中核となり、長崎大学病院はもとより、各地域のかかりつけ医との連携を強め、油症治療の普及・発展を推進します。

対象疾患

油症に関する健康実態調査、疫学、検査、治療。
現在進行中の臨床試験:コレバイン療法、アダパレン外用療法、漢方服用

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